社長監禁身代金事件、実の娘を逮捕

東京・銀座の路上で66歳の会社社長が車で連れ去られて監禁され現金などが奪われた事件で、警視庁は社長の長女が事件に関わったとして強盗などの疑いで逮捕しました。事件の計画に加わった疑いがあるということで、警視庁は、会社の経営権をめぐるトラブルが背景にあるとみて調べています。
逮捕されたのは東京・江東区に住む中国籍の温雅然容疑者（37）です。

23日、北海道内で身柄を確保され飛行機で東京都内に移送されました。

捜査関係者によりますと、去年8月、東京・銀座の路上で66歳の貿易関連会社の社長がワゴン車で連れ去られ、現金などが奪われた事件に関わったとして、強盗や監禁傷害の疑いが持たれています。

この事件ではこれまでに実行役の暴力団員など6人が逮捕されています。

温容疑者は被害者の社長の長女で、事件当日、すでに逮捕されている男と一緒に現場の近くにいたことが防犯カメラの分析などから分かったということです。

社長は、連れ去られたあとおよそ5時間車に監禁され、現金3000万円を振り込むよう脅されていました。

捜査関係者によりますと、会社の経営権をめぐってトラブルになっていたということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210123/k10012829961000.html